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2013年4月22日月曜日

ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE - ワイヤレスゲートがひっそりとサービス開始しているドコモデータ通信(MVNO)サービスについての考察。

ワイヤレスゲートから公衆無線LAN+ドコモデータ通信の定額サービスワイヤレスゲートWi-Fi+LTEがひっそり始まっています。
ドコモのデータ通信としては中堅型といいますか、最近話題の低速型ではなく、普通のデータ通信サービスです。
基本的な部分は本家ドコモと同じですが、規制は若干違います。
まあまあのサービスだと思いますので検証してみたいと思います。

エクスパンシス
みなさんはワイヤレスゲートをご存知ですか?公衆無線LANサービスとしては割との老舗で、アクセスポイント数は全国40000箇所以上とかなりの数です。
公衆無線LAN単体で契約している場合などは、このプランで一本化するのもいいかも知れません。
以下データ通信のサービス内容です。
表にしてみましたが、不明瞭な点が多く、また注意事項もあります。


サービス名称 ワイヤレスゲート
Wi-Fi+LTE
事務手数料 3,150円
月額料金 3,980円
規定通信量 3GB
通信速度(LTE) 下り最大75Mbps/上り最大25Mbps
通信速度(3G) 下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbps
規定通信量
超過後の速度
下り/上りともに128Kbps
通信(転送)量規制 200MByte/3日
プロトコル規制 不明
PAP認証 不明
選択可能SIMタイプ 不明
違約金 38,000円/1年 or 18000円/2年


■2年縛り。違約金が高額。


いやーこの高さは尋常ではない。かつての(今も?)イーモバイルを彷彿とさせます。
ドコモのデータ通信に公衆無線LAN付きとは言え、この違約金は腰が引けてしまいますね・・・


■通信量規制が若干厳しいが、規制中の速度はそれほど遅くない。


一般的に、速度規制中の通信速度は公開していないのが通例ですが、ここは何故か公開しています。
3日間で200MByteのデータ通信を行うと規制されるとの事ですが、規制中の速度は300Kbpsとそんなに遅くないです。
※但し、1ヶ月間の規定通信量3GBを超過した場合は月末まで128Kbpsに規制されますので注意が必要です。


■細かい情報の記載なし。ルーターありきのプラン?


APN接続設定方法の記載がなく、提供SIMサイズも記載なしです。
このプランはモバイルルーター購入が必須です。ひょっとすると標準SIMが装着済みの状態で届くのかも知れません。
つまり、データー通信についてはモバイルルーター経由でのWi-Fi接続のみ対応の可能性があります。


■同時購入のモバイルルーターは、なんとあの富士ソフト(笑)


まさか前回の記事に続けて連続で富士ソフトの機種を紹介することになるとは思いませんでした。

「So-net NURO LTE」と機種は違いますが、ワイヤレスゲートが提供するモバイルルーター「WM340」も富士ソフトの製品です。
また、この製品は「OCN モバイル エントリー d LTE」で提供されているものと同じ機種です。
モバイルルーターも安価な海外メーカーが普及しつつありますが、個人的には国産メーカーを応援したいものです。


■結局最大のメリットは公衆無線LANが無料ということ。


結局はここに行き着きます。
ワイヤレスゲートが提供する公衆無線LANアクセスポイントの内訳は、「Wi2 300」「BBモバイルポイント」「eoモバイル Wi-Fiスポット」となっており、マクドナルド、スターバックス、ルノアール、新幹線、空港やコンビニファミレスなど多岐にわたるポイントで利用可能です。

実は、最近の公衆無線LANサービスは、いろんな業者が提携しており訳がわからなくなっています(笑)。
特に「WI2 300」は、BUFFALOが提供するFREESPOTと提携していたり、近日中に「livedoor Wireless」を吸収する予定もあるとか。


ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE、せめて違約金がもっと安ければ、話題になったかも知れませんね、、、