この端末は、フレッツ契約者なら月額315円でレンタルできるという、なんとも神がかったコスパの高いモバイルルーターです。製品自体もBUFFARO社が製造しており、まともです。特に不満もなかったですが、2年ほど使いバッテリがだいぶヘタってきたこともあり、また、この製品はLTE非対応の為、今回思い切ってIIJmioが販売している「NI-760S」を購入しました。
NI-760Sはマイナーな製品ですが、個人的には、現存するドコモ対応のモバイルルーターの中では最高峰の一つです。この製品は、開発元の株式会社ネクス(旧ネットインデックス)が、米国のSIERRA WIRELESSと共同開発した製品です。SIERRA WIRELWSSは、米国では無線モジュールトップシェアの企業であり、国内でも多数の製品で使われています。
と、余談はここまでにして、、、まずは、なんとも都合よく、自宅がLTEエリア外となっています。もちろんエリア外であることは事前に確認済みであり、自宅では使う予定が無い為特に問題はなく、むしろ3Gの速度測定ができてちょうど良かったです(苦笑)。
「Speed Test」という名前そのままのiPhoneアプリを使った測定結果です。まずは自宅での3G回線の測定です。
6回連続で測った結果です。バラつきはありますが、概ね予想通りの結果です。屋内にしては悪くない気がします。
次に居、LTEエリアでの速度です。こちらは新宿です。駅構内から職場までの歩行中に測定しました。あまり気にしていませんでしたが、6回のうち前半4回が地下通路で、後半2回が外です。結果はあまり変わりません。
個人的には、充分すぎるほど良好な結果となりました。まず、やはりPINGが非常に速いです。PINGは通信が開始する際の応答速度であり、高速な通信では体感的な差はあまり感じませんが、以前使っていた低速回線だと、PINGは非常に重要な要素の一つです。私は以前、b-mobleのイオンSIMを使っていましたが、PING5000msを超えることがあり、恐ろしい体験をしました。これは、例えばWebサイトにアクセスしてから接続が開始するまでの時間ですでに5秒待つということで、ただでさえ遅い回線がさらに遅く感じるという・・・(苦笑)。
さて、肝心の下り速度も3Mbps~6Mbps弱となっており、やはり3Gとは歴然とした差がありますね。LTEならもっと速度が出てもおかしくないですが、あくまでライトな使い方をするのであれば、問題ない速度と言えるでしょう。
通信速度はベストエフォートですが、それ以外にも規制をかけていると考えるのが通常です。LTEは、理論値で最大75Mbpsというのが一般的な表記です。しかしこれはあくまで理論値です。個人的な意見で、極端で、おそらく語弊のある言い方をすれば、75Mbpsという速度は、「基地局のすぐ隣で、その基地局を一人で独占した場合に出たことがあります」程度の結果と考えたほうがいいでしょう。
というわけで、とりあえず測定してみたという感じですが、従量制プランの場合は測定には注意が必要です。1回の測定で、だいたい5MByteのデータ量を消費します。私は12回の測定でいきなり120MByte消費してしまったわけです。
この使い方だと、今月はデータ量が1GByteを超える可能性がありますが、そこは覚悟の上です。つい数日まで128kbpsという低速回線を使っていたわけで、月末は速度が戻るだけですから・・・(苦笑)